TKC中部会 秋季大学2010に参加しました!
平成22年10月19日、ウェスティン ナゴヤ キャッスルにおいて開催された秋季大学に参加しました。秋季大学では顧問先経営者の皆様、TKC会員事務所一同が年に一回、共に学ぶ場であります。なんと参加者が1,300人をも越えるんです!今回のテーマは、『みがけ会計力!つかみ取れ経営力!』でした。
午前の部はTKC会計人に向けたパネルディスカッションでの巡回監査のあり方を学びました。午後の部ではテレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」のコメンテーターとしても活躍されている 高橋 進氏と、野球評論家で東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督としてお馴染みの 野村 克也氏をお招きし、ご講演いただきました。研修とはいえ、毎回、錚々たる方のお話を聞けるのはこの秋季大学の魅力の一つでもあります。今回は。秋季大学へ参加した感想をご紹介したいと思います。
《午前の部》
現在、当事務所でも巡回監査は会計人の指名であるという認識のもと、関与先様を毎月訪問しております。すさまじい勢いで経済状況も変わりつつある今、以前のような巡回監査では、お客様が発展をしていかない、ということを改めて再認識しました。
出来る、出来ないのではなく、やるのだというチャレンジ精神が元気な会計事務所を作り、そこについていく顧問先様も、元気な会社になっていくのだと思いました。関与先様からの信頼を得ること、自分の仕事に絶対の自信を持つこと。この2つの要素が会計人には欠かせないと感じました。
《午後の部》
高橋氏のご講演は、日本経済に危機感を感じさせる内容でした。テレビなどでは、景気が少しずつ回復してきたなどと報道しています。しかし、監査へ伺い、現場にいるお客様からの声は今だ“厳しい”という声を聞きます。
ここ東海、特に三河地域は自動車産業が主な業種です。それが落ち込んでいる今、私たちは何をすべきなのでしょうか?どのような認識を持っておくべきなのでしょうか?その一つに日本人は“よい製品だからといって売れる”という考えに固執すぎるところがある、ということでした。
日本は、政治でもそうですが、海外との駆け引きに弱い部分があります。広い視野で考えれば隣のエリアには商売の種があるのです。もっと身近にビジネスチャンスは転がっているかもしれません。もっとマーケットを研究し、売る手法を考える重要性があると感じました。